このサイトについて
このウェブサイトは、1996年にアイルランドで創業し、コーク市にオフィスがある ニチアイ株式会社 のスタッフが個人の立場で作成したものです。
2020年初春に発生した新型コロナウィルスの影響による厳しいロックダウンで、アイルランドでは、遠くへ行けない日々が続きました。かなりの期間、自宅から5キロ、自宅から20キロ、そして居住州内（コークならコーク州のみ）という外出制限がありました。
遠くへ行けなかった分、身近な地元の様々な被写体に目を向けていく中で、一つのテーマとして、鉄道沿線を回り、まとめてみたのが、このサイトです。
鉄道、特に車輛が好きで興味やこだわりのある方は、この路線で活躍する2600系気動車にご注目下さい。2輌編成を1ユニットとし、8編成が、アイルランドでもコークにのみ配置され、この路線を中心にローカル列車の運用についています。この2600系は、今は無きメーカー、日本の東急車輛が製造したものです。鉄道車輛メーカーが多い欧州では影の薄い日本企業の、それも高速鉄道ではなくローカル線用の日本製車輛です。
海を渡り島と島を結ぶこの鉄道沿線は、魅力的な景色が続きます。鉄道に特に興味がない方でも、観光地コーヴやフォタへ行く際に利用する方も少なくないと思います。このサイトを参考に、沿線風景に興味を持ってご乗車いただけたら幸いです。
表現と日本語表記について
このサイトは日本語で作成しています。英語とバイリンガルにしようかとも思いましたが、手間もかかるしゴチャゴチャするのでやめました。もし英語で読みたい人がいれば、質は悪いものの、自動翻訳である程度はわかるでしょうし、写真を見ていただくのがメインのサイトですので、それでいいだろうとの判断です。そもそもが非営利の趣味サイトですし。
現地の地名は原則として耳で聞こえるのに一番近いカタカナ表記とし、各ページごとに初出時のみオリジナルの英語スペルをカッコ書きで加えるのを原則としています。耳で聞こえると言っても、聞く方、話す方とも個人差がありますので、絶対ではありません。V音は、ヴを使っています。ちなみにコーヴはCobhと綴りますが、v音です。これは英語ではなくアイルランド語の綴りで、アイルランド語のbhがv音だからです。
その他、日本の常識に沿って、現地で実際には使われない言い方を勝手にしています。例えば、上り列車、下り列車は、コークから出るのが下りで、コークへ向かうのが上りです。もっと言えばダブリンへ向かうのが上りですが、ここで取り上げる線は、ダブリンから見てもコークのさらに先ですので、これで問題ありません。現地の英語に該当する言い方はありませんが、日本人には読んでしっくりくる表現ではないかと思います。
撮影ガイドについて
わざわざ日本からアイルランドまで来て、この沿線を歩いて鉄道写真を撮ろうなんていう方は滅多にいらっしゃらないと思うのですが、一応作りました。せめて、鉄道マニアでなくても、数少ない永住者や長期滞在者の一部の方のちょっとした余暇利用の参考にしていただければ、とは思っています。あとは逆読みして、写真をどの辺からどうやって撮ったのか、という情報として読んでいただければいいかと思います。
駅からの撮影は、駅のホームに立てば各自の工夫で誰でも撮れますから、ここではあまり詳しく言及していません。どの駅に降りても、工夫次第でそれなりにいい写真は撮れると思います。他方、駅間の走行写真を撮影する場合は、そこへどうやって行けるのかなど、多少情報が必要ですから、本サイトでは主にその観点から記述しています。
いい写真が撮れる場所の中には、車が高速で走っている所や歩道のない狭い道も多いので、十分ご注意の上、楽しんで下さい。
ニチアイについて
ニチアイは、まだ日本でアイルランドがほとんど知られていなかった、そしてインターネットでのビジネスが一般的ではなかった1996年に、アイルランド・リムリックで創業しました。社名は、日本とアイルランドという意味です。アイニチもいい名前だと思ったのですが、創業当時、ダブリンにアイニチという翻訳などをする個人事業者があったので、ニチアイになりました。
以来、今日に至るまで、留学業務と貿易業務の2つの柱を軸に、小規模ながら、日本とアイルランドを結ぶ事業を展開しています。
ニチアイの業務上の主なウェブサイト等
www.ryugaku-ireland.com アイルランド留学
facebook.com/nichiai ニチアイ公式Facebook
このサイトに関するお問い合わせ
この「コーク・コーヴ鉄道」サイトは、アイルランドの様々な情報提供という観点から作られたものの、実際は趣味サイトのカテゴリーです。この内容に関連して特にビジネスをしていたり、しようと考えているわけではありません。従って、個人的な趣味・興味の観点からのお問い合わせには対応しておりませんので、ご了承下さい。
業務として、例えばこのサイト内容に関連しての現地訪問やアテンド・ガイドなどに関しては、対応できるかどうかは、状況や内容によりますが、ニチアイへお問い合わせ下さい。
このサイトに掲載の写真や文章、また未掲載の類似の写真等を、業務その他に利用されたい方は、原則は有償かつ著作権譲渡の条件で承ります。ニチアイへお問い合わせ下さい。著作権は放棄していませんので、当サイトの写真や文章の無断での転載等は、営利・非営利を問わず、アイルランド（EU）及び日本国の著作権法並びに万国著作権条約の定めにより違法行為となりますから、ご注意下さい。もとよりサイト自体へのリンクは問題ありませんし、連絡も不要です。
ニチアイ公式インスタグラムに掲載した沿線写真
